BLOGラ・エビス クリニークブログ
インプラントのリスク
2014.04.24
インプラントによる死亡事故
数年前、各メディアを騒がして社会問題にまで発展しました。
何故、歯科治療により死亡事故にまで至るのでしょうか?
インプラントそのものに問題がある訳ではありません。
歯科治療の延長上にあるインプラントは、高度な外科治療であるからです。
すなわち、解剖学の知識無しに行われるインプラント治療は目隠しをしてオペを行っているのと変わらないからです。
顎顔面の構造は、非常に緻密かつ複雑です。
インプラント埋入時に、誤って神経や血管を損傷することで事故に繋がります。
では、何故死亡事故にまで発展するのか?
インプラント埋入による事故で死亡に至るケースは殆どありません。
埋入時に、誤って舌下動脈を損傷することで粘膜下に血腫が出来て気道閉塞による窒息が死亡原因となるからです。
いかにこの血腫の処置が迅速に対応否かで、死亡事故を回避出来るか決まります。
我々、インプラント専門医と呼ばれるドクターは単にインプラントを入れる事のみならず、万が一の不慮の処置にも精通していなくてはなりません。
その為に年に一度は、検体を使い『緊急気管切開』の実習や心肺蘇生の実習にも参加しています。
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