ブルーラジカルによる歯周病治療は痛い?
ブルーラジカルによる歯周病治療は痛い?
1.はじめに
歯周病は、歯を支える組織(歯ぐきや骨)が徐々に破壊される病気で、放置すると歯がぐらつき最終的に失ってしまう可能性があります。近年、外科手術を伴わないアプローチとして注目されているのが「ブルーラジカル歯周病治療」という治療です。
ただ、「本当に痛くないの?」「どんな仕組みなの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。本記事では、ブルーラジカルとはどのような治療機器か、治療中や治療後に痛みを感じるケースがあるのか、また痛みを抑えるための対策にはどのようなものがあるのかについて、分かりやすく解説します。治療法の選択肢として検討されている方や、痛みへの不安をお持ちの方の参考になれば幸いです。
2.ブルーラジカル歯周病治療とは?
● 従来とは異なるアプローチ
従来の歯周病治療は、進行度合いによってはメスで歯ぐきを切開するなどの外科処置が必要になるケースもありました。一方、ブルーラジカル歯周病治療では、光と薬剤を組み合わせて歯周ポケット内の細菌にアプローチする方法が用いられています。外科手術を行わないことが特徴とされ、治療時の身体的負担を抑えやすいというメリットが期待されています。
● 光と薬剤の組み合わせ
ブルーラジカル歯周病治療では、主に405nm付近の青色光と過酸化水素水を組み合わせる技術を採用しているといわれています。歯周ポケット内部でこの組み合わせを行うことで、歯周病の原因菌を減少させる効果が期待されています。
また、超音波振動を用いて歯石やプラーク(細菌の集合体)を除去する手法も併用されるため、従来の「歯ぐきを切り開いて歯石を取る」治療に比べて、負担が少ないと感じる方もいらっしゃいます。
ただし、こうした方法が適用できるかどうかは歯ぐきや歯の状態、病状の進行度によって異なるため、興味のある方は歯科医院で直接確認することをおすすめします。
3.治療中の痛みはあるのか?
● 麻酔によって痛みを抑える
ブルーラジカル歯周病治療では、多くの場合局所麻酔を行ってから処置を始めます。歯周ポケットの中を器具で清掃したり、光を照射したりするため、麻酔がないとどうしても刺激を感じやすいからです。十分な麻酔を行った上で処置を進めることで、痛みを感じにくい状態を作り出すことができます。
● 個人差がある点に注意
麻酔をしっかり行うことで痛みを感じにくくなるという報告がありますが、「すべての方がまったく痛みを感じない」とは限りません。歯ぐきの炎症状態が強い場合や、もともと痛みに敏感な方は、一時的に刺激を感じるケースもあります。
また、麻酔の効果が得られにくい場合もまれにありますので、処置中に不安や痛みがあれば遠慮なく歯科医師に申し出てください。必要に応じて麻酔量を追加したり、休憩をはさんだりといった対策が取られます。
4.痛みがある場合の原因とは?
- 麻酔の効きにくさ – 個人差や体質、炎症の度合いによって、局所麻酔の効果がやや弱まることもあります。
- 歯周ポケットへの機械的刺激 – 歯周ポケット内の歯石や細菌を物理的に除去する際の違和感。
- 処置後の歯ぐきの炎症や腫れ – 一時的な腫れや痛みが発生することがあります。
- ストレス・緊張 – 不安や緊張が痛みを増幅させることもあります。
5.痛みを抑えるための対策
● 歯科医院側の工夫
- 表面麻酔の使用
- 局所麻酔の量やスピード調整
- 術後の鎮痛剤処方
● 患者さん自身ができること
- リラックスして治療を受ける
- 術後のケアを守る
- 早期受診でトラブルを回避
6.まとめ
ブルーラジカル歯周病治療は、外科的処置を避けながら歯周病の原因菌を減らすことを目指す治療です。痛みへの不安がある方は、歯科医院に相談して適切な対策を講じましょう。
オンライン無料相談
当院には、首都圏はもちろん、大阪、名古屋、仙台など日本各地や、
アジアや欧米からも多くの患者様がご来院されています。
お忙しい方や遠方にお住いの方向けにZOOMを使ったオンライン相談を実施しています。
15分まで無料です。ぜひお気軽にご相談ください。
OPEN HOURS
tel.03-6451-231
OPEN. 13:00 - 24:00 土・日 10:00 - 16:00 CLOSE. 木 / 金
- JR恵比寿駅東口「恵比寿スカイウォーク」を出て約5分
- 「恵比寿ガーデンプレイス」より 徒歩5分
- JR山手線目黒駅より 徒歩13分
- 東急東横線中目黒駅より 徒歩20分
- 都営三田線白金台駅より 徒歩20分
- 東急目黒線武蔵小山駅より 車15分